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子供の予防接種について

入国したらファミリードクターにより健康状態のチェックと予防接種の追加を受け、診断書(学校提出用)を学校に提出します。アメリカでは日本と予防接種の回数が違うものもあるので医師に相談して下さい。
 予防接種を受けるときは、子供の健康状態のよいときにしましょう。発熱、だるさ、不機嫌、吐き気、下痢などの症状が治まってから接種または内服するほうがよいでしょう。
 日本では一種類を予防接種し、その後少し期間をあけてから次の予防接種をするのが普通ですが、アメリカでは何種類かの注射や、ワクチンを一度にすることもあるので、以前に予防接種で体調を壊した経験を持つ子供は、事前に医師に相談して下さい。
 日本に生まれてアメリカの学校に入学または転入するときは必ずツベルクリン検査の結果が必要になります。入国したらまず最寄りのHealth Departmentまたは医師にツベルクリン検査を依頼し、結果が陰性であればその旨の証明書を書いてもらい学校に提出します。(事前に日本でツベルクリン検査をしていても、アメリカ入国後に再度検査を必要とします。)
 陽性の場合は胸部のレントゲン撮影をし、医師に結核にかかっていないという証明書を書いてもらい、学校に提出します。(アメリカで生まれた子供の証明書は必要ありません。また、出生国の証明書の必要なときもあるので問い合わせて下さい。)ツベルクリン陽性者は胸部のX線撮影をし、必要なら抗結核剤の投与が始まります。

★結核の診断にはいくつかの方法と段階があります。
 まずツベルクリン反応(PPD)でスクリーニング、次に肺のX線検査、必要があれば痰の培養検査を行います。PPDは結核菌が体内に入ったことがある人特有のアレルギー反応を利用した検査方法で、生成された結核菌中の成分を注射し、48時間から72時間後に注射した部分が赤くはれるかどうかで判定します。日本のBCGは牛型結核菌を体内に人工的に入れて結核に対する免疫をつける予防接種ですが、問題はこの結核菌にもPPDが反応することです。牛型結核菌に反応したのか、人型結核菌に反応したのかPPDでは判断がつかないという事です。
 日本とアメリカではBCGに対する考え方が違います。BCGには60%の結核予防効果があり、効果が7、8年持続するといわれています。逆に謂えば割の人には効果がなく、しかも一生の効果はないということです。そのためアメリカでは現在のBCGは法的には行われず,PPDでのスクーリングを行うのが一般的です。
PPD陽性者の場合肺のX線検査が正常でも人型結核菌に感染したと想定して抗結核剤の投与(INHを6ヶ月間投与する)が始まります。それにより感染者の発病率をおさえようとしています。ほとんどの人にはINHによる副作用は少ないといわれていますが、35歳を超えるとINHが肝臓の働きに影響する確率も高くなるので慎重な投与が要求されます.PPD陽性者で抗結核投与をすすめられたらアメリカの医師に日本の医療事情を説明するか、日本の医師にその事を英文で書いてもらって持参すると、理解してもらえるかもしれません。

Washington Country Health Departmentでも健康チェック、予防接種が受けられます。
            12550 SW 2nd Av, Beaverton phone 648-8851
            (Hall StとWatson Stの間、Beaverton High Schoolの近く)

 
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