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第二回 異国でかかえるストレスとの付き合い方

こんにちは、インターン生の梓です。今回は外国人生徒が抱えるストレスと新しい環境への適応のしかたについてお話したいと思います。慣れない外国での生活が長期に渡ると、誰でもストレスを感じるようになります。「もうここの(外国での)生活には疲れた。早く日本に帰りたい」なんて思うこと、ありませんか?

 

時には大人でも音をあげたくなる外国暮らしに、子供が感じる不安はどれだけでしょうか。特にまだ自分という基盤がしっかりしていない思春期の子供が新しい環境に適応するのは難しいことです。学校では言葉の壁にぶつかって、教室でポツンと一人。親は仕事に忙しく、信頼できる大人も回りにいない。まだ一人では母国に帰ることもできない。そのような状況に置かれた子供は孤独にさいなまれ、大変なことになってしまうかもしれません。

 

外国人学生が新しい環境に適応するには、新天地での社会的ネットワークの再構築と本人の強い意志が重要である、と竹山典子さんは書いています。竹山さんは在日中国人の生徒たちが中学編入と高校受験の乗り越えた理由の一つに、ローカルコミュニティの存在を挙げています。ある生徒さんは日本の中学へ編入後に戸惑いと不安を覚え、自信をなくしてしましました。しかし放課後に日本語学校へ通い出してからは友達も増え、日本語教師のサポートもあり、少しずつ新しい環境に適応することに成功しました。習い事を通し、家とも学校とも異なったコミュニティを持つことが本人に良い影響をもたらしたのです。

 

もちろん、本人の困難を乗り切るぞという意志は不可欠ですが、新しい環境で自分の居場所を作ることは適応への第一歩です。家にも学校にも居づらい時に、自分を受け入れてくれる場所や仲間がいることは心強いですし、そういった存在があればまた頑張ろうという気持にさせてくれます。ピアノ教室でも、テニスクラブでも本人が行きたがっているのであれば、まわりの大人は心よく見送ってあげるべきだと思います。

 

異なったコミュニティを持ち、ネットワークを広げていけば自分は新しい環境でも生活していける、という自信につながります。何か気分転換になるものや、自分を表現できる場があれば気持ちがずい分と楽になるはずです。家庭や学校でうまくやっていくことに頑張り過ぎないで、他のアクティビティに参加して楽しみましょう。明るい気持ちになって再チャレンジすれば、きっといい結果が待っているはずです。

 

参考文献

竹山紀子、2008、「 在日外国人生徒への心理的支援のあり方」、異文化間教育27号 

62-74 アカデミア出版会

 
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